\第18回アジア競技大会 男子リレー金メダルおめでとうございます/
桐生選手を見るたび、洛南高校が頭に浮かび、
京都の整骨院に勤めていた頃、
洛南高校の陸上部員が通院しに来ていたなあ…と、懐かしい気持ちになります。
実力は勿論のこと、
とても礼儀正しい学生たちのしっかりした挨拶にいつも、
治療をしたこちらまで、気分がよくなったことを覚えています。
陸上競技は、ケガが多いスポーツの1つ。
その中でも、肉離れは特に気を付けなければなりません。
お医者さん「肉離れだね。」
あなた 『肉離れですか!?いつ頃治ります?』
お医者さん「アイシングして湿布貼って、安静にしてたら1ヶ月くらいかな。」
あなた 『1ヶ月ですか~。』
お医者さん「サポータ渡すからつけといてね。また1週間後診せにきて。」
あなた 『はい。ありがとうございました。』
<1週間後>
お医者さん「どうかな?」
あなた 『少し調子いいみたいです。歩いたり階段は痛いですけど…』
お医者さん「それは良かった。もう少しの辛抱だね。じゃあまた1週間後。」
あなた 『はい。ありがとうございます』
<さらに1週間後>
お医者さん「調子どう?」
あなた 『階段も痛み無くなってきました!』
お医者さん「それは良かった。少しずつ運動はじめていいよ。」
あなた 『ありがとうございます!!』
まずはウォーキングから…
次は軽くジョギングしてみよう…
痛みもそれ程じゃないし順調だな!
<数日後>
あれ違和感があるな…
なんかまた切れそうで不安…
その不安こそしっかりと取らないと、再発率が上がってしまいます。
肉離れ治った?再発?違和感が…
【肉離れとは】
身体を理解してあげれば、不思議と治りもよくなります。
少し勉強をしていきましょう。
俗に 筋肉 と呼ばれているものは、
骨格に関係することから 骨格筋 と言われます。
一般的に、体重の40%程あり、
主成分は水分(75%)、タンパク質(20%)、その他 で、構成されています。
筋肉には、筋原線維 という無数の糸があり、
それを束ねて 筋繊維 といいます。
筋繊維が集まることでひとつの筋肉となり、
その表面は、筋膜 という薄い膜で包まれています。
この筋繊維が切れた状態を、肉離れ と言います。
肉離れは、度合いによって主に3つに分類されます。
Ⅰ度 筋繊維が少し傷ついた
(少し違和感がある)
Ⅱ度 部分断裂 ⇨ 肉離れ と言われるが、完全には切れていない
(痛みが強く触れると凹んでる)
Ⅲ度 完全断裂 ⇨ 全てが切れてしまう
(繰り返し肉離れを起こした場合になることが多い)
【肉離れが起こってしまうのはどんな時…?】
筋肉は、引っ張られたり縮まるときに耐えられる強度というものがあります。
筋肉に加わった力がその強度を超えたとき、肉離れを起こします。
強度は、日によっても変動します。
身体は調子のいい日もあれば、悪い日もあります。
何となく調子が良くないなー。足に張りがあるなー。
そんなときは、肉離れを起こす危険性が高まります。
強度を超えて肉離れが起きてしまうのは、
ダッシュをした などの強い力が加わった時だけではありません。
ストレッチをした時や立ち上がった時などの、それほど力は加わっていない…という時にでも起こりえます。
強度には筋肉の質が大きく関与します。
・筋肉の柔らかさ(柔軟性)
・筋肉の疲労度(コンディション) などがあります。
つまり柔軟性・コンディションの悪い状態では、耐えられる強度は低下します。
実は…
・こむら返り(足がつる)のような、急に筋肉が縮まったとき
(足がつる方はこちらをご覧ください)
・寝違えのような、同じ姿勢から動かしたとき
(寝違えの方はこちらをご覧ください)
・一度では大した外力ではなくても、何度も何度も繰り返し加わることで起こるもの(ランニング・ゴルフ・テニスなど)
(テニス肘(肘の外側が痛い)の方はこちらをご覧ください)
こんな筋肉の痛め方も、肉離れ なんです。
【なぜその筋肉を痛めたのか】
もちろん柔軟性・コンディションの悪さはあります。
人間は日によって、絶好調のときもあれば不調のときもあり、
いろんな条件が重なったときに、肉離れを起こすリスクが高まります。
前もも(大腿四頭筋)
後ろもも(ハムストリングス)
ふくらはぎ(下腿三頭筋) など、
様々な筋肉があるにも関わらず、どうして特定の筋肉を痛めたのか…。
・関節の動きが悪くなって、その筋肉にストレスを掛けていた
・周辺の筋肉が硬くなっていたことで、負担を掛けていた
・曲げる筋肉・伸ばす筋肉 の筋力に、差があることで負担を掛けていた
そんなことが考えられます。
筋肉は関節を動かすため、骨から骨についています。
関節の動きが悪くなることで、筋肉は普段より頑張ってしまい、
頑張った分、筋肉の柔軟性は落ち、疲労も溜まります。
筋肉は、関節の動きが悪いと、力が入りにくくなる性質があります。
関節はある程度の隙間があることでスムーズに動きますが、
この隙間が無い状態だと力が入りにくく、
さらに関節の動きが悪いため、力だけで関節を動かそうとするも力が入らない という現象が起こります。
なので、関節の動きをよくしておく必要があります。
身体は、どこか痛みや違和感があると無意識に庇い合います。
そうするとフォームが崩れ、タイムも上がらない。と、悪循環になってしまいます。
【なぜ肉離れの違和感が取れないのか】
1ヶ月安静にすると人間の治癒力で、患部を治してくれます。
ですがそれはあくまで、日常生活レベルの回復です。
陸上をやられている方は、更に回復させないといけません。
筋肉は痛めると修復をしようと、接着剤のようなもので止めようとします。
その接着剤は筋肉の固まりとして残ります。
物が壊れて接着剤でとめると横からはみ出たり、
少しずれてしまったりしますよね。
筋肉の固まりもそのような感じになります。
それが残っていると、違和感や不安が取れません。
それだけではなく、固まりを放っておくと
再発のリスクが上がります。
ストレッチや筋トレは絶対に必要です。
ストレッチで柔軟性をあげる
筋トレで筋繊維を太く頑丈にする(この過程が筋肉痛です)
この筋トレもバランスが重要です。
例えば、ハムストリングス(裏もも)ばかり筋トレをすると、
蹴る力は強くなっても、ももを上げる大腿四頭筋(前もも)との筋力差が生まれ、逆に筋肉に負担を掛けてしまいます。
その他に、マッサージで筋肉の固まりを取ることも重要です。
もしかしたら、痛めたところの筋肉しかみていないのかもしれません。
筋肉は直接は繋がっていなくても、筋膜という膜で繋がっています。
つまり患部だけの治療ではよくなりません。
昔、大学でダンスをしていて、ハムストリングス(裏もも)の肉離れを起こし、
順調によくなってきていたけど、違和感が取れないから、
しっかりストレッチをしたという患者さんがいました。
確かにとても柔らかくなっていました。
でも、痛めた側のハムストリングだけ…。
逆のハムストリングはもちろん、他の筋肉はガチガチでした。
こんな風に、痛めたところだけをケアしていては、
日常生活では大丈夫でも、スポーツをしたり、日常生活以上の負荷を掛けると、痛みや違和感が出てしまうんです。
なので、自宅でストレッチをする際は、周辺の筋肉も必ずストレッチしてくださいね。
ハムストリングなら、
ハムストリング・ふくらはぎ・お尻・大腿四頭筋(前もも)や腰はもちろんですが、
実は背中なども影響します。
忘れずに両側、やってみてください。
痛めた側の負担は、必ず逆側に掛かってきます。
つまり、痛めたところの柔軟性が上がっても、
周辺の筋肉が硬いままでは違和感が取れないということです。
【まとめ】
どのケガでも言えることですが、
いくらケアをしていても痛めることはあります。
負傷の確率を、どれだけ下げることが出来るかが重要です。
一度肉離れを起こしてしまうと、
物が壊れたときと同様に、
100%完璧に治るというのは難しいです。
ケアをすることにより、仮に肉離れを起こしても、
重症化しなかったり、
早期回復できたりと沢山のメリットもあります。
肉離れを起こしてしまった時、安静は勿論ですが、
アイシングをし過ぎると、血流が悪くなり、治りが遅くなることもあります。
修復には血流は不可欠ですからね…。
肉離れを起こした方は、
回復のために、ストレッチや筋トレをやられていることと思います。
それでも違和感が取れない方は、
もしかしたら他の場所にも原因があるかもしれません。
先程も書いた
・関節の動きが悪い
・周辺の筋肉が硬い
・筋力に差がある 等
肉離れの度合いにもよるかもしれませんが、
早くから負担を掛けない身体作りをしていて損はありません。
もし、肉離れでお困りの際は当院へご相談ください。
当院では
・動きが悪くなっている関節の治療
・鍼またはマッサージで
患部だけではなく関係する筋肉の治療
・ハイチャージ という、ドイツ製の電気治療器で内部からの治療 等をおこないます。
お気軽にご相談ください。
【柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 徳田眞一 監修】
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コンセプトは
『新しく達成したい!出来るようになりたい!!という目標達成の手助けをする』
柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
4つの厚生労働大臣認可の国家資格を持ち、
大阪・兵庫・京都・神奈川の鍼灸 整骨院をはじめ整形外科など
臨床経験10年以上の院長が全て施術に入ります
今あなたにとって必要な施術を選択し、
“その場かぎり”の治療ではなく原因を治療する<オーダーメイド治療>を心掛けています
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