私もやっていましたが、
今、小学生の甥っ子はミニバスを頑張っています。
ある日
甥っ子「しん君膝痛いから診て!?」
わたし『じゃージャンプしてみて!!』
と言って気付いたことを書いていきたいと思います。
※しん君は甥っ子から言われているあだ名で、
最近患者様から『おさんぽ先生』と言われている院長の徳田眞一です。
【ジャンパー膝でしょ!!】
甥っ子にジャンプをさせたのは、明らかに症状がジャンパー膝だったことです。
ジャンパー膝とは…
名前の通りジャンプの着地を繰り返すことで、
膝のお皿の下にある膝蓋靭帯に炎症がおき痛みを感じます。
正式には膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)と言います。
これは、大腿四頭筋(前もも)の柔軟性の低下や
骨の成長に対して筋肉の成長がついていけないことで、
引っ張られ炎症が起こります。
ミニバスをしていて膝のお皿の下が痛い
私たちからすれば判断は難しくありません。
とここまではネットなどで調べれば出てくるでしょう!!
ただし注意して欲しいのは、
我慢すれば運動が出来る痛みのため放っておくと重症化や慢性化する場合があるので、
早めのケアをオススメします。
私が注目したもう一つの点があります。
【ジャンプの着地の仕方】
甥っ子にジャンプさせた、もう一つの理由は!?
ジャンプの着地の仕方です。
甥っ子の膝の痛みが片側でした。
つまり、着地の際に片足着地になっていないかをチェックしたかったんです。
案の定、左で着地をしていました。
それも、ほとんど左でした。
もちろん、痛みも左膝です。
サッカーで考える方が、分かりやすいかもしれませんね。
右足でボールを蹴るときは、軸足は左になりますよね!?
つまり利き足と反対側が軸足となることが多いんです。
バスケで言うと基本右利きの子供は右でドリブルすることが多く、
ディフェンスからボールを守ろうとすると左足が軸の方が動きやすいですよね。
つまり、軸足が決まってしまうことになります。
もちろん、両手が理想ですが、
おそらく子供は右利きなら右を使うことが圧倒的に多いんです。
たとえがサッカーばかりになりますが、右利きは右で蹴るばかりになり、
サッカーをやっている小学生は筋肉のバランスが左右均等じゃないことが多いんです。
バスケットもそうです。
着地をするときに左ばかりで着地したり、右ばかりですると負担は増えます。
【軸足は骨盤歪みに関係する!?】
軸足というのは、足が短くなります。
短くなる!?と思いますよね!?
もちろん骨の長さは同じです。
しかし、軸足側の骨盤は傾きや捻じれが生じます。
すると、足の先端でみると足が短くなります。
実際、甥っ子の足も左が短い状態でした。
(かかとの線が見にくいですがお分かりいただけますか?)
骨盤矯正をしたら真っすぐに戻りました。
軸足をあまりにも使いすぎると骨盤の傾きや捻じにより、
骨盤の動きが悪くなり骨盤周辺はもちろん、足や股関節、上半身の症状もでることがあります。
小学生は身体を大人に向けて成長させる上で土台となる時期です。
小学生は身体も軟らかいし大丈夫と思っていてはいけません。
軸足もあまりにも片側へ掛かっていると、骨盤の歪みとなり、
将来的に腰痛で悩むこともあるかもしれません。
荷重側に症状がでるとは限りません。
荷重の掛かっていない方に痛みが出る方が多いこともあります。
【着地の際に重要な筋肉】
着地の際に、膝を曲げますよね!?
これを小学生はあまり使えていないことがあります。
甥っ子の着地をみると膝をピーンと伸ばした状態で着地をします。
すると、膝に負担が掛かるのは間違いありません。
そこで重要になってくるのが、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の存在です。
大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋を合わせて大腿四頭筋と言います。
この筋肉は前ももの筋肉です。
膝を伸ばすときに使う筋肉です。
他にもジャンプの着地で膝を曲げたときのクッションの役割や、
階段や坂道を下るときに勢いがつかないようにブレーキを掛けるのも、
この筋肉です。
つまり、ジャンプの着地のときに軽く膝を曲げることにより膝の負担を、
大腿四頭筋に分散できるという訳です。
しかし、大腿四頭筋を使い過ぎると筋肉は硬くなります。
そこで重要なのが、ジャンプの着地の衝撃や体重に似合った筋力、
筋力だけではなく柔軟性つまり筋肉の柔らかさも必要となります。
【大腿四頭筋の柔軟性をチェックしてみよう】
うつ伏せで寝ます。
そのまま片方の膝を曲げ踵(かかと)をお尻に近づけるようにします。
子どもで踵(かかと)とお尻が付かないのは柔軟不足の可能性が高いです。
先程は片側でしたが両方の膝を曲げることで、
尻上がりテストというテストになります。
これでお尻が上がる子供はジャンパー膝や大腿四頭筋の緊張が強い可能性があります。
【お子さんの骨盤の歪みをチェック!!】
①四つ這いになり両膝が揃うようにします
②そのまま膝の位置は動かさず、うつ伏せで寝ます。
③両足の踵(かかと)を合わせます
これで左右の長さが違う場合は骨盤の歪みがある可能性があります。
子供の場合、骨も小さいので少しの差でも歪みがある可能性があります。
大人になれば100%と言っていいくらい骨盤は歪んでいます。
しかし、子どもの歪みはあまりにも歪みがあると成長の妨げともなる可能性がありますので、
一度確認してみてください。
【セルフケア】
子供は楽しくやってあげないとやりません。
親御さんも一緒になってやってあげてください。
《大腿四頭筋のストレッチ》
これは先ほども書いた柔軟性のチェック方法と同じですが、
うつ伏せで片側の膝を曲げ、かかとをお尻に付けるようにします。
ここで注意点は伸びている感じがするか?ということです。
ミニバスをやっていて、大腿四頭筋を全く使わないということはありません。
というより使っていないのは何か練習に問題があるかもしれないくらいです。
つまり、前のももが伸びている感じがすれば問題ありませんが、
伸びている感じがしない子供は、
関節がまだ軟らかいために負荷を強くしないといけないかもしれません。
あまり、伸びている感じがしない子供は膝の上にバスタオルを丸めたものを入れて、
同じようにストレッチをしてみてください。
さっきよりは伸びている感じがすると思います。
子供は身体が軟らかいので、タオルを入れたくらいのストレッチでも問題ないくらいです。
しかし、絶対に無理に伸ばさないように注意してください。
30秒×3セット
《ももの筋トレ》
子供の場合は自分の足の重さに耐えられる筋力がまずは必要です。
①ゆっくりと膝を曲げ、ももをできるだけ高く上げ足首も上に向けます
②そのまま足は地面に着けず膝を伸ばします
③そのまま後ろへ足を引くイメージで伸ばします(つま先も伸ばします)
①~③で1回です。
これを15回目安に両足行います。
《ジャンプの着地練習》
①ジャンプして両足で着地します。
このときに軽く膝を曲げるように着地します。
ちゃんと両足が同時に地面に着いているかもチェックしてください。
②次にジャンプしたら片足で着地します。
このときも軽く膝が曲がるように!!
③次は反対の足で同じように着地の練習
この着地の衝撃で大腿四頭筋の筋トレともなりますし、
衝撃を分散させる練習ともなります。
【まとめ】
小学生のときのクセって大人になっても抜けないなんてこともあります。
変なクセが付いたままでは、クセを治そうと思っても難しいこともあります。
お子様のミニバスを観に行ったら、
・着地の足はどっちか?
・着地の足に片寄りがないか?
・軸足ばかり使っていないか?
・着地の際に、ちゃんと膝を曲げているか?
なんてのもチェックしながら観戦してみてはいかがですか?
案外そういえば…みたいなことがあるかもしれません。
すると軸足に片寄りが出来てしまい、骨盤の歪みなんてことになることもあります。
骨盤の歪みによって腰痛や肩こりって起こるんです。
今は大丈夫でも将来的にでるかもしれません。
お子様の足の長さもチェックしてみてはいかがですか?
それで膝が痛いと言っているようなら、セルフケアを絶対にやってください。
本人の自覚がないかもしれません、
尻上がりテストでお尻が浮いているようであれば、一緒にセルフケアをしてあげてください。
放っておくと成長痛であるオスグッドという膝痛になるかもしれません。
成長痛でお困りのお子様がおられる親御さんは、こちらをご覧ください。
というように子供の人生は長いです。
ミニバスをやっているということは、将来高校や大学、社会人までやる可能性もあります。
成長は小学生の土台がとても重要です。
もし、骨盤の歪みチェックで足の長さが違うかも!?
セルフケアをしていても、なかなか痛みが引かないという子供は、
おさんぽ先生に相談してくださいね。
【柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 徳田眞一 監修】
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コンセプトは
『新しく達成したい!出来るようになりたい!!という目標達成の手助けをする』
柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
4つの厚生労働大臣認可の国家資格を持ち、
大阪・兵庫・京都・神奈川の鍼灸 整骨院をはじめ整形外科など
臨床経験10年以上の院長が全て施術に入ります
今あなたにとって必要な施術を選択し、
“その場かぎり”の治療ではなく原因を治療する<オーダーメイド治療>を心掛けています
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