走ると右の股関節が痛い原因は?実は柔らかすぎる股関節

股関節痛

 

神奈川県鎌倉市七里ガ浜 さんぽ整骨*鍼灸*マッサージ院 院長の徳田です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

京都は陸上が盛んな地域で、私が京都で勤めていた頃は、陸上をしている学生がよく治療に来られていました。

陸上は何度も繰り返される衝撃が多いため、疲労骨折など治りの悪い症状になることも少なくありません。

そのため、当院へも陸上を頑張る学生も来られます。

関節が硬いと怪我が多いのは何となく理解できると思いますが、実は関節が柔すぎる方も怪我を伴いやすい場合があるんです。

今回は、その中でも股関節の不調にフォーカスして書いていきたいと思いますので、「これは私のことかも…」と思われた方は最後までお読みください。

 

走ると右の股関節が痛い…こんな症状ありませんか?

 

・右股関節の前や付け根がズキッとする

 

・スタートダッシュ、蹴り出し時に痛みが出る

 

・ストレッチでは逆に違和感が増す

 

・股関節は柔らかいと言われていた

 

・バレエもやっていたし股関節の柔軟には自信がある

 

・安静にしても良くなったと思っていたら再発する

股関節周辺には、ざまざまな筋肉が付いており影響を受けやすくなっています。

放置するとグロインペインという長引く症状になりかねません。

 

 

グロインペインとは?

鼠径部症候群(そけいぶしょうこうぐん)とも言われるため、股関節や足の付け根、下腹部に痛みや不安感を引き起こす総称。

そのため、原因は様々ですが股関節を使うスポーツに多いとされています。(陸上、サッカー、ダンスなど)

 

右側の股関節だけが痛む原因

誰でもこんな左右非対称の生活をしています

・右の方が胡座(あぐら)がかきやすい

・左足が上の方が足を組みやすい

・腕を組むとき、どちらかが上の方が組みやすい

・左に重心を置いて立つことが多い

・股関節が片側だけ内側に入りやすい(反対に開いている)

・足首や膝などの連動が崩れ、動きに左右差がある    など

 

左右のバランスで違いはないでしょうか?

誰でも「利き足」や「軸足」というのもがあります。

私は右足が利き足で軸足は左です。

そのため、基本的にこんな姿勢で立つことが多いです。

(左荷重で右足を開いて立つ)

 

このように左右バランスが崩れることで、股関節の痛みが出やすくなります。

 

 

股関節痛の特徴

 

・痛みに敏感になりやすい

股関節は体重を支える関節のため、歩く・立つ・座るなど、日常のさまざまな動作で常に使われます。

そのため、負担がかかりやすく、少しの違和感や痛みに敏感に反応しやすいのが特徴です。

できる限り、痛みを出さないように生活を送ることが、痛みを早く治す秘訣なのです。(脳から痛みを忘れる)

 

・股関節は硬いだけが原因ではない

股関節が硬いから、腰痛や股関節痛が出るというのが一般的ですよね。

もちろん、その通りです。

しかし、案外見逃される盲点は、股関節が柔らかかすぎて痛めるケース。

原因にはいくつか考えられます

 

・関節の不安定

 筋肉や靭帯が弱いことにより、関節が安定しない

・可動域が広い分、支える筋肉に負担

 過度に動き過ぎることで、無意識にストッパーをかけて筋肉が硬くなる

・股関節がブレやすい

 股関節が不安定のため、スポーツなどのホームが乱れ負担が増える

 

関節は硬くても、柔らか過ぎても良くないのです。

関節の動きをよくする整体はありますが、反対に硬くさせるという整体は少ないのが一般的です。

柔らか過ぎる方は、筋力が弱っていることも多く、筋トレで筋肉を補強する必要があることもあります。

 

 

体の歪みが股関節に負担をかけている

 

先ほども書いたように、右側の股関節が痛む理由は左右バランスにあります。

では、なぜ左右バランスが崩れるのでしょうか?

そこに、根本的な原因が隠されています。

 

私たちの姿勢は、日常のちょっとした習慣で少しずつ崩れていきます。

気づかないうちに、誰の体にも少なからず「歪み」が生まれているのです。

体が歪むことで、負担のかかるかかる位置というのが必ず存在します。

 

ピサの斜塔もその一つです。

傾いている分、補強しないと倒れてしまうように、人間の体も同様なのです。

 

みなさんはこんな経験ありませんか?

足を痛めて引きずっているうちに、反対の足が痛くなった。

体の歪みも同様に、必ずどこかしらに「歪み(ひずみ)」がくるのです。

その結果、血流が悪くなり、酸素や栄養が運ばれるのが不十分となり、さまざまな不調がでてきます。

つまり、股関節痛でお悩みの方も「体の歪み」を整えない限り、いくら休んで改善しても、またスポーツをすると再発を繰り返してしまう可能性があるんです。

 

まとめ

 

右の股関節痛は、姿勢や走るホームのクセによる「体の歪み」が原因です。

部活を休んでいる間は良かったのに、また部活をすると痛くなったという学生も少なくありません。

ランニングホームや姿勢が変わらない状態、つまり「体の歪み」が残った状態では、根本的な解決になっていない可能性があります。

走っても負担のかからない体をつくるためには、まず【体の歪みを整えること】と【動き過ぎている関節をしっかり支えること】が大切です。

そうすることで、体全体のバランス(歯車のような連動)が整い、ランニングホームや再発防止にもつながります。

もし、スポーツによる股関節痛でお困りの際は、当院へご相談ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

【柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 徳田眞一 監修】

 

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大阪・兵庫・京都・神奈川の鍼灸 整骨院をはじめ整形外科など
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