
神奈川県鎌倉市七里ガ浜 さんぽ整骨*鍼灸*マッサージ院 院長の徳田です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「腰痛になったとき、みなさんはどうしますか?」
実はよくある間違った対処法についてお伝えしていきます。
腰痛といっても、ギックリ腰から慢性的な腰の重だるさまで、人それぞれ感じ方や原因はさまざま。
でも、多くの人が無意識のうちに“逆効果なケア”を選んでしまっていることも少なくありません。
実際に当院にご来院される方でも、
「よかれと思ってやっていたことが、実は悪化の原因だった…」
というケースが最近とても多いので、ブログに書いてみました。
治療家になって20年やってきたからわかる先生目線、患者様のリアルなお声を交えて、わかりやすくお伝えします。
「とりあえずマッサージでしょ?」は、日本の文化?
「腰が痛いな…以前良くなったしマッサージでも行こう!」
そんなふうに、まずマッサージを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
日本では飲み会のときに「とりあえずビール!」という言葉をよく耳にします。
外国人の方からすると少し理解しにくいそうです。
「今日は肉料理だからワイン」
「今日は〇〇の気分だからこれを飲もう」
「ドイツはビールをよく飲みますが今日はこのビール」
と場面で飲むものを決めるそうです。
「とりあえずマッサージ!」も、ある意味文化のようなものかもしれません。
ただし、これは日本の場合はリラクゼーション(癒し)と治療(改善・回復・再発防止)の違いを混同してしまっているケースも多く見られます。
アメリカでマッサージというとリラクゼーション(癒し)の分類です。
欧米では、腰痛の治療といえば…
- アメリカではカイロプラクティック(骨のゆがみの矯正)
- ヨーロッパでは理学療法(運動療法などのリハビリ)
など、体の構造や動きにアプローチするのが一般的です。
一方、日本ではリラクゼーション目的のマッサージを「治療」と捉える方も多い傾向にあります。
繰り返しのマッサージで悪循環に?
もちろん、マッサージそのものが悪いわけではありません。
一時的に血流がよくなったり、リラックスできる効果もあります。
しかし、マッサージでは良くならないケースもあるのです。
- 毎週のようにマッサージを受けている
- 最初は気持ちよかったのに、だんだん強く揉まないと満足できなくなった
- すぐに元に戻ってしまい、またマッサージへ…
こんな風になっていたら要注意。
マッサージによる「刺激」に体が慣れてしまい、
野球のバットを振ってできた“マメ”のように、
繰り返し刺激を受けた筋肉は、だんだん硬く・鈍くなってしまうのです。
このような状態が続くことで、筋肉を痛めつけることにもなりかねません。
私自身も、治療家としてマッサージ中心で対応していた頃、
「一時的に楽になっても、根本的に良くならない」
という経験を何度も目にしてきました。
そしてある日、ふと気づいたのです。
「あれ?身体、整ってない。」
「一時的なラクさに頼って、体の歪みが進行しているかも…?」
体の歪みは、腰痛の原因に?
腰が痛くなる原因は、普段の生活習慣や悪い姿勢にあります。
毎日のクセや姿勢の乱れが続くと、少しずつ体のバランスが左右で崩れ「体の歪み(ゆがみ)」となります。
すると、体は片方に傾いたままになってしまい、それを支えようと筋肉がずっと頑張り続けることに。
この「ずっと頑張っている状態」つまり筋肉が常に緊張状態が続くことで、腰に大きな負担となって腰痛を引き起こしてしまうのです。
つまり、腰が痛い本当の原因は「体のゆがみ」なんです。
この歪み(ゆがみ)を整えない限り、いくらマッサージをしても腰痛は良くならないのです。
それどころか、刺激に体が慣れてしまい、筋肉が柔らかくなるどころか硬くなっている可能性もあります。
「腰が痛いから冷やす(アイシング)」は、もう古い?
「腰痛には冷やすのがいいって聞いたから…」
「湿布を貼ったら楽になるし…」
そんなふうに思っている方も多いかもしれません。
でも、ここで知っておいてほしい大切なポイントがあります。
湿布=冷やす、ではありません
湿布はスースーする感覚がありますが、
実際には皮膚の表面が冷たく感じるだけで、深部まで冷やすことはできません。
※ホットコーヒーに湿布を貼っても冷えません
湿布はアイシングの概念ではないので、貼って楽なのであれば貼っていただいてもいいと思います。
ただし、痛み止めの入った湿布は、胃腸の弱い方は辛くなることもあるので、貼るのも適度にしてください。
本当のアイシングとは、氷などで患部をしっかり冷やすこと。
ただし、これも急性期(受傷後48時間以内)に限った話です。
さらに、近年では足首の捻挫でもアイシングをしない方が「早く治る」という発表もされています。
冷やすことで回復に必要な炎症を止めてしまったり、血流が悪くなることで治りが悪くなるとも言われています。
現代では、「腰痛は温めたほうが治りが早い」という考えが広まっています。
- 筋肉をほぐす
- 血流を良くする
- 関節の動きをなめらかにする
こういった効果を得るためには、冷やすよりも温める方がいい場合がほとんど。
治療全般に言えることは、すべては“血流改善”が目的です。
それなのに冷やして血流を止めてしまったら…
治るものも治りにくくなってしまいます。
つまり、ぎっくり腰も温めた方が早く治るという事です。
お風呂での注意点
「お風呂に入ると腰が楽になる」
という方も多いですが、長風呂で緩みすぎて悪化するケースもあります。
腰痛の際は、筋肉の緊張で腰の安定を保っているというケースもあり、緩めすぎると不安定になってしまうこともあります。
⇨詳しくはこちらのブログもご覧ください【お風呂上がりに腰が抜ける?原因と対策】
湯船は短めに、身体がポカポカしてくる程度にとどめるのが理想です。
「自己流ストレッチ」や「叩く」行為が危険な理由
電車のホームなどで、腰をグーで叩いている方、見かけませんか?
「とりあえず痛いから叩く」「なんとなくストレッチをしてみる」
…その気持ち、よくわかります。
でも、その行為がかえって悪化の引き金になっていることも。
痛い部分を叩くと?
痛みを感じる部位を強く叩くと、一時的に「痛覚」が紛れることがあります。
でもこれは、「別の刺激に意識が移っただけ」。
根本の原因が改善されたわけではありませんし、
場合によっては筋肉や関節にダメージを与えてしまうこともあります。
ストレッチも「合う・合わない」がある
先日来院された方の例です。
「最近、腰が痛くて…ストレッチを頑張ってたんですが、悪化してしまって」
お話を聞くと、内容としてはごく一般的なストレッチ。
しかし、検査をしてみると左の股関節がガチガチに硬くなっていたのです。
その状態で無理にストレッチを続けたことで、
腰に過度な負担がかかっていたのが原因でした。
ストレッチは素晴らしいセルフケアですが、
やり方を間違えると逆効果になることもあるのです。
本当に大切なのは、「原因の見極め」
腰痛に対して、「以前はこの方法で治ったから今回も」と思うこと、ありますよね。
でも、人の体は年齢や生活習慣によって常に変化しています。
- 体のゆがみ
- 筋肉のバランス
- 関節の可動域
- 姿勢や歩き方のクセ
これらのアンバランスが、あなたの腰に痛みを引き起こしているかもしれません。
だからこそ、「とりあえず〇〇」ではなく、
今の状態に合った“最適な選択”をすることが大切なのです。
まとめ
最後に、今回のポイントをまとめます。
「とりあえず」とやってしまいがちな間違いケア3選
・とりあえずマッサージ
⇨ 筋肉が刺激に慣れてしまい、根本改善につながらない可能性
⇨ 「癒し」と「治療」は違う
・とりあえず冷やす(アイシング)
⇨ 現代では、急性(痛めたて)でも血流を良くする「温めるケア」が主流
※ただし温め過ぎには注意が必要
とりあえず叩く・ストレッチする
⇨ 間違った刺激や方向で、かえって悪化するケースも
もしあなたが、「どうすればいいのかわからない…」とお悩みでしたら、
ぜひ一度、当院にご相談ください。
しっかりとお話しを伺い、原因をしっかり見極めたうえで、最適な施術をご提案いたします。
「なんとなく」のケアを卒業して、
再発しない、本当の腰痛改善を一緒に目指していきませんか。
※関連動画はこちら
【柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 徳田眞一 監修】
ご予約・お問い合わせ
インターネットからのご予約は
24時間受け付けております⇩
ネット予約はこちら👆
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
鎌倉市 藤沢市 茅ヶ崎市 で 肩こり 腰痛 骨盤矯正 骨格矯正 整体 なら
~ さんぽ整骨*鍼灸*マッサージ院 ~
コンセプトは
『新しく達成したい!出来るようになりたい!!という目標達成への手助けをする』
柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
4つの厚生労働大臣認可の国家資格を持ち、
大阪・兵庫・京都・神奈川の鍼灸 整骨院をはじめ整形外科など
臨床を15年以上経験し縁のある七里ヶ浜に開院した、院長が全て施術に入ります
今あなたにとって必要な施術を選択し、
"その場かぎり"の治療ではなく原因を治療する<オーダーメイド治療>を心掛けています
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
〒248-0025
神奈川県鎌倉市七里ガ浜東4丁目2-13
📞0467-53-9961
さんぽ整骨*鍼灸*マッサージ院
アクセス









