年末になってギックリ腰の方が増えてきました。
急な冷えや何となく年末になるにつれて忙しくなってくる。
まさに師走ですね。
本日も2名のギックリ腰の患者様が来院されました。
荷物を肩に掛けた状態で前に屈んだときに、腰の痛みと足のしびれを覚えた
という患者さんです。
その方の、症状や治療、アドバイスなどを実際にみてみましょう。
ちなみに、もう一人は朝立ち上がろうとしたらギックリ腰になった方です。
【実際の治療を元に再現してみます】
腰に痛みが走ったと電話があり、
その後、30分ほどで来院されました。
靴も恐る恐る脱いでいただき、お話を伺いました。
『どんな感じで痛めましたか?』
「普段はリュックなんですけど、洗濯中で…」
「あまり使わない、肩に掛けるカバンで出掛けたんです」
「それで左肩にカバンを掛けたまま、子どもが危ないと手を伸ばしたときにピキッと痛みが走りました」
『そうですか。どんな感じで手を伸ばしましたか?』
「右斜め下あたりに傾けたときです」
『なるほど。それは痛そうですね。』
『しびれはありますか?』
「痛めたときはお尻辺りから踵(かかと)まで電気が走りました」
『そうですか。今はしびれありますか?』
「いいえ。その時だけでした」
『それは良かったです。しびれがあると少し厄介ですからね』
「整形に行くか迷ったんですけど、こちらに電話しました」
私達が言われて嬉しい言葉の1つです。
よし、どうにかしないと…
なるほど、なるほどと思い、あまり長くなるのも辛いと思い、
治療をはじめていきました。
【痛めた箇所は!?】
どの辺りが痛いですか?
と聞くと腰の下あたりを手で押さえておりました。
痛みとしては、腰の下辺りでやや左寄りでした。
動きの制限は、腰を後ろへ反ると痛みがあり、怖いといった症状を訴えておりました。
実際に触ったところ、腰骨と腰骨の間の関節(椎間関節)付近の筋肉を痛めていました。
その部分を押すと、「あっ」と声が出てしまう痛みでした。
恐らくカバンを左肩に掛けた状態で左腰に負担が加わった状態から、
右に傾けたせいで一気に腰骨が伸ばされたのだと思います。
しびれが一瞬出たのも、腰骨から出ている神経に触れたか、
それか左に体重が乗った状態で右に傾けたせいでお尻の神経である、
坐骨神経に刺激が入ったのかもしれません。
(この場合は、右荷重では少ないと思いますので…)
しびれは一時的なものだったので良かったです。
【治療内容は!?】
2本の鍼を打ち、鍼通電(鍼に電気を流す)しました。
これでほとんど、痛みが改善していました。
次に当院にあるハイチャージで炎症をとる電気治療を加えました。
これで細胞レベルまで刺激を入れることが可能です。
腰骨の動きが悪くなっていて、痛めたのだと判断し、
腰骨をチェックしたところ、腰骨と腰骨の間の動きが悪くなっていました。
そこの矯正をし動きを作りました。
痛めた箇所に負担を掛けたくなかったので、
キネシオテープで補強をし治療を終了しました。
治療後は、痛みもずいぶん軽減し普通に歩いておられました。
靴も普通に履いて、お子様の靴もしゃがんで履かせられるようになっていました。
【治療後のアドバイス】
アドバイスとしては、
お風呂に浸かるのは体勢が悪いため控えるように伝えましたが、
しっかりと温めてくださいと指導しました。
『シャワーを当てて、しっかりと温めてください』と。
ギックリ腰なのに温めるの!?と質問が出そうですが…
実はよほど痛めた部分に熱が無い限りは温めた方が早く治ります。
冷やすことでズキズキが改善出来ても、血流は悪くなります。
早く治すためには、温めて血流をよくすることなんです。
今日はしっかりと安静にして、
長くても2日後から日常生活レベルでは動かすようにと伝えました。
というのも過度の安静は、筋肉が硬くなり治りが悪くなることはもちろん、
あの痛みが出たらどうしようという怖さが抜けにくくなります。
そのため、少しでも動けるようになったら、
日常生活レベルでは動かすことが大切なんです。
とはいっても大掃除をしたり、今まで以上に頑張るのは控えてくださいね。
詳しくはギックリ腰になったら、あなたはどうしますか?のブログをご覧ください。
【ギックリ腰は早めの来院がオススメです】
痛めた直後は痛みの箇所がハッキリしており、治療も行いやすいんです。
今日は家で安静にして、もう少し痛みが治まったら行こうとか、
これは触ったら余計に悪くなると自己判断される方が多いのも事実です。
まずは、自己判断せずに近所の整骨院や鍼灸院に相談してみてはいかがですか?
もちろん当院でも結構ですよ。
正直に言いますと、いくら電話で伝えたとしても、
実際に診てみないと分からないというのが本音です。
私どもは国家資格をもっているため、症状のお話を伺う行為が認められております。
その際に、これは病院で検査した方がいい腰の痛みの場合は、
もちろん、判断させていただきます。
では、なぜ早めに治療するといいのか?
痛みがあるとどうしますか?
庇ってしまいませんか?
つまり、庇うせいで痛みの箇所が徐々に拡がるんです。
人間は痛みを感じると防御反応で筋肉が硬くなります。
筋肉が硬くなると、徐々に痛み物質を出します。
つまり、痛みの箇所がドンドン拡がっていくことになります。
風邪を引いて熱が出ていても、無理をしたら良くなったなんてことはないと思います。
風邪もひきはじめが肝心ですよね。
ギックリ腰も同じです。
【まとめ】
本日お越しいただいた、2名のギックリ腰の方は痛めた直後に来院されました。
これは私ども治療家としては、非常に有難い話です。
私はギックリ腰は鍼が一番と思っております。
今回の患者様は実は鍼治療が苦手です。
そのため、2本の鍼のみにしました。
それでも、早い段階なら2本で済んでも、時間が経つとそうはいきません。
重複になりますが、ギックリ腰になったときは、
是非、行きつけの場所で構いませんので、早めに相談をオススメします。
追加、2日後にLINE@で腰の調子はどうか聞いたところ、
あれから痛みが増すこともなく、今日は子供と公園に行ったという報告がありました。
子どもがとても可愛くて治療中も大人しくて、
子供がかわいいのと症状が良くなったこと、色んな意味でホットしました。
【柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 徳田眞一 監修】
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コンセプトは
『新しく達成したい!出来るようになりたい!!という目標達成の手助けをする』
柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
4つの厚生労働大臣認可の国家資格を持ち、
大阪・兵庫・京都・神奈川の鍼灸 整骨院をはじめ整形外科など
臨床経験10年以上の院長が全て施術に入ります
今あなたにとって必要な施術を選択し、
“その場かぎり”の治療ではなく原因を治療する<オーダーメイド治療>を心掛けています
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